作ろう、創ろう、繕う。思いついたら、つくろう。そんな日々

2015年8月29日土曜日

引越して、塗り塗り


引っ越して約1ヶ月。ようやく落ち着いて、久々にブログ更新です。
夏の引越の過酷さにまつわる、様々な苦労話は多々ありますが、それもいずれ良い思い出に変わってくれると思います。

今回の引越で、家を整えるにあたり、キーワードは「DIY」
一戸建ての水廻りをリフォームして、住むことになったので、当然ながら全てが自分たちの希望通りの間取り、というわけではありません。
ですが、広さや出入りの動線など、制限が色々ある中で、生活しながら、暮らしやすいレイアウトを考えていくのは、私にとって、かなり楽しみなことです。

娘の成長とともに、少しずつ家に工夫をこらし、10年後、20年後、その時々を映し出すようなインテリアを作ることができたらと思います。

*  *  *

まず最初にしたのは「塗装」
洗面所の壁紙が、イメージしていたよりも明るく浅いブルーで、もう少しシックにしたいと思い、塗ることにしました。

before

インテリアセンスの良いママ友さんに教えていただいた、イギリスの塗装メーカー、FARROW&BALLのカタログを取り寄せましたが、小さな見本ではやっぱりイメージがわかず、馬喰町のショールームに行くことに。

そこで、スタッフの方に親切に相談にのっていただき、大きな色見本で検討して「ELEPHANT'S BREATH」という暖かみのあるグレーを塗ることにしました。

after

写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際はもっと濃い色です。
壁の色が変わるだけで、ぐっと雰囲気が変わります。
予想以上に落ち着いた空間になり、大満足です。

娘を寝かしつけ、台所など片付けてから、少しずつ夜中に塗り塗り…
F&Bの塗料は匂いがきつくないので、朝残ることもなく、小さな子供がいる家でも安心です。

大きな缶を使い切るかと思いましたが、余ったので、リビング(ブログ冒頭の写真)にも数カ所使用しました。


 キッチンとリビングの境の壁に、額のようにアクセント。
マスキングテープで正方形に貼り、中を塗るだけです。とっても簡単ですが、空間に表情ができて、面白いです。今はポストカードを貼っていますが、写真を色々レイアウトするのも楽しそう。


あと、微妙な存在感だった鉛筆立ても塗り塗り。
部屋にとけ込んで、大人しくなりました(笑)


そして、もともとドア付きの物置だったスペース。
ここはリフォームの際ドアを外してもらい、いずれ「見せる収納」スペースとして使用予定ですが、娘が小さいうちは「秘密の小部屋」として使います。

壁の奥は本人の希望で「RADICCHIO」という色を塗装。
娘も一緒に塗り塗り。
仕上げは大人がやりましたが、3歳にして、生まれて初めてのDIY体験に、ご機嫌でした。これもいずれ良い思い出になると思います。

家族の成長とともに変化する、暮らし。
良い家具や建具、無垢板などは確かに素敵、お金はかけたら、かけただけの結果は出ると思います。そういう素敵なお家は素直に憧れるし、作れるなら素晴らしいことです。

でも、身の丈にあった暮らしを心がけなければ、どこかでバランスが崩れてしまうから、無理の無い、自分らしい家を、これからゆっくり育てていきたいです。

インテリアのセンスを磨くのは、一生の勉強。そう思えば、これから先の人生、まだまだ面白いことがたくさんありそうです。